最終追記:2011.11.06(参考サイト)
去年の中頃から撮影・編集のHD化が進んで来る中で、DVDの画質の問題が気になりだしました。
どう考えてもEDIUSのHDプロジェクトから作ったDVDの画質が汚い。
HVDからDVD作成時の画質への不満
撮影編集で目がHD化?wしているのにDVDが…^^;ちゅうことで少しでもDVDの画質の向上が出来ないかなぁ~っと思い。いくつかのパターンを確認してみました。
検証データは仕事で撮影したイベントだったので、映像を出すことは出来ないのですが^^;
下記のデータを比較
編集はHDV(1440x1080)のプロジェクトで1時間50分ほどの作品。ビットレートはEDIUSの通常書き出しの際に算出されたビットレートで統一。
- EDIUSのタイムラインから通常のDVD書き出し(DiscBurner)で作成
- EDIUSのタイムラインからTMPEGencプラグインforEDIUSを使ってMPEG2を書き出しAuthoring Works 4でDVDを作成
- EDIUSのタイムラインからTMPEGencプラグインforEDIUSを使ってMPEG2(SuperEngine)を書き出しAuthoring Works 4でDVDを作成
- EDIUSでタイムラインからTMPEGencプラグインforEDIUSを使ってHDMV(25m)で書き出しAuthoring Works 4でMPEG2へのエンコード&DVDを作成
SuperEngineを使った書き出しでもHDV2を選べました。2時間のプロジェクトで1時間30分程で書き出しできました。
結論から言うと…4の
EDIUSでHDVに書き出しAuthoring Worksでエンコード&DVD作成を行う方法がもっとも高画質になった。
まぁこの4パターンしか確認してないのでベストチョイスでは無いのかもしれないですが…今回はコレで^^
EDIUSで通常に作成
まず1のEDIUSでの通常作成は、画質が汚い…ちょっと眠いとか言う以前の問題で、ボケてる上に荒いって感じで…SDで制作していた時より汚いですね。やっぱりEDIUSのHDからSDへのダウンコンバート・エンコードは良くないです。
TMPEGencプラグインを使ったダウンコンバート
次に2.3のTMPEGencプラグインを使ったダウンコンバートは、画質、、、キレや画質は合格点なんですが…なんだかパラパラします;コマ落ちしてる感じでパラパラ感が… Authoring Worksを使っていたのでプラグインを導入してみたんですが、、、、使えない;これはSuperEngine(FireCoder)を使った変換でもソフトウェアでの変換でも同じように両方パラパラしてました。
Authoring Worksでエンコード&DVD作成
で結局、4のEDIUSからHDVで書きだしてAuthoring Worksでエンコード&DVD作成に落ち着きました。画質的にはTMPEGencプラグインの方がキレがあったような気がしますが…パラパラ感も無く。使える画質に落ち着いていると思います。
書き出しの際にTMPEGencのBDMVを使ったのはタイムライン上のシーケンスマーカーを書きだしてAuthoring Works上でのチャプターを切る作業を減らしたかったからだけで、EDIUSのHDV書き出しとの画質の差は分からない程度でした。
このHDVプロジェクトからのDVDの作成は、今のところ最も使用頻度の高い納品形態なので、まだしばらく試行錯誤をして最良の方法を模索しなければいけないと思います。時間のある時に検証データを作らないとイケナイなぁっと思いつつ・・・なかなか出来ていないのが現状です。
TMPEGencXpressを使いこなさないといけないのかなぁ?どなたか最良の方法を検証されてる方や情報お持ちでしたら教えて下さい^^
今年も結局、他力本願な私です;;
【追記:2011/1/27】Next-Zeroさんがダウンコン品質検証を行って下さいました。比較画質なども多く分かりやすい検証でとても参考になります。
◆【Next-Zero】『Grass Valley EDIUS 6/ダウンコンバート品質』
EDIUS6では、5.5から比べHDからSDへのダウンコンバートについては相当品質向上が図られたようです。
参考サイト
- 360 HDVからDVD作成時の落とし穴
記事自体は2005年の物ですが…ペガシスからのHD~SDエンコの推奨設定、比較検証の画像などあり参考になります。