震災募金-義援金と支援金の違いとは?

東日本大震災

【関東・東北地震】3.11から1ヶ月が過ぎましたが…被災者の方の生活が元に戻るには、まだまだ時間がかかると思います。
被災していない私たちは一ヶ月がつぎ、以前より少しだけ冷静な目で今回の大震災の事を見ることが出来るようになったのでは無いでしょうか?

ネットやテレビ・メディアを通じて被災していない私たちに出来ること…

今、できること

について色々考えさせられました。

何も出来ない自分に申し訳ない気持ちと…被災者の方たちに何か出来ればと言う気持ちで
街で募金箱を見つけると、少額ながら募金をすしています。そんな方が多いのではないでしょうか?

募金・寄付金:義援金と支援金の違いは?

街中で募金をしていていると「募金とは?」って?これは何の募金?と気にして募金していますか?
「この募金は何の役に立つのか?」「どういった形で役に立つのか?」
そこで募金・寄付・義援金・支援金・救援金について少しだけ調べてみました。

募金【ぼきん】とは?

寄付金【きふきん】とは?

  • 寄付とは、金銭や財産などを公共事業、公益・福祉・宗教施設などへ無償で提供すること。募金や、災害の際に被災地・被災民へ送られる義捐金・義援金も寄付の一つである。
  • 使途:特別に用途・使途が明記されていない寄付に関しては、寄付先の団体が使途を判断して使うことが出来る。
義援金【ぎえんきん】とは?
  • 使途:被災者に公平に現金で渡されるお金。

災害ごとに窓口が設定される。義援金は通常、日本赤十字社にすべて集められる。日本赤十字では通常の寄付と違い(通常の寄付金の場合20%前後が運営費などに当てられる)、義援金として集められたお金については、100%被災者の方に公平に現金で渡される。
ただ、公平に分配するために各自治体の被害情報がまとめ終わってからしか分配することが出来ない事になり、ちなみに阪神淡路大震災において最終的に義援金が配分されたのは震災から6か月以上後のことだようです。

支援金【しえんきん】とは?
  • 使途:この震災において活動しているボランティア団体・NPO、あるいはそうした団体が必要だと考える人びとに支給される。

支援金も災害ごとに窓口が設定される。義援金との違いは、お題目の「被災者に公平に分配」というのが外れる。なので被災状況がまとまる前にも使える即効性のある資金になる。窓口団体の災害復興にまつわる運営資金や、いま災害復興に当っているNPOやボランティア団体などに分配され運営資金や救援にあたる資金として使われる。

救援金【きゅうえん】とは?
  • 使途:支援金と同じ

参考にさせて頂いたサイト

記事を書きだしたのは良いけれど上手くまとめることができません。言葉の意味も含めて寄付・ボランティアなどの世界観が難しいです。なかなか日本で寄付っていうのが浸透しないのには、このあたりの定義の難しさと…(私だけかもしれませんが)日本人の考え方に合いにくいシステムなのかもしれません。

心のどこかで、現金を渡すのが良いのか?

と言う疑問が少なからず…私にはあります。
ですが先日発表された義援金の配分割合を見ると少なくないですか?阪神淡路大震災の時よりは、ちょっと上がってるようですが、でも少ないですね。第一次の義援金I(500億円)の分配と言うことですが総額でも〈全壊〉100万前後にしかならないのではないでしょうか?募金規模は過去最大だということなのでココからも今回の被災規模の大きさが伺い知れます。

東日本大震災:義援金の配分割合

「義援金配分割合決定委員会」が4月8日(金)に設置され、委員会によって被災状況に応じ、それぞれの被災都道県への義援金の配分割合が決定しました。具体的には「住宅全壊・全焼・流失、死亡、行方不明者は35万円」、「住宅半焼、半壊は18万円」、「原発避難指示・屋内退避指示圏域の世帯は35万」を基準として、これに対象世帯・対象者数を乗じた額を各被災都道県に配分することになりました。

【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|東日本大震災義援金