ビデオ編集をPCで行う
最近では、ビデオ・動画はパソコンで編集するのが普通ですね。
いつ頃からでしょう?
MacintoshでPremiere
それでも、リアルタイムで動画を出力なんて夢のようで、Macで作った映像を最終的にはコマ(静止画)で書きだしてビデオ化-ベーカム(Betacam)に落としてリニアで編集して使ってたように記憶しています。
個人的にも、AVマック(PowerMac8600?)にMotionJPEGボード(MotionJPEGとMPEGは別物)を購入して、なんとか編集しようと努力していました…今考えると、まともに動かず、実用性は乏しくてとても使えないものでしたが、当時はそれでも全部揃える(最低限の物で)100万近かったと思います。
DV【デジタルビデオ】の登場で変わった!
そして、DV【DVCAM】テープの時代が到来します。
それまでは、
アナログで収録→デジタルデータに変換→デジタルで編集→アナログに書き出す。
と言う手順を踏まざる得なかった物だったのが、
デジタル(DV)で収録→デジタルで編集→デジタルテープに書き出す。
手順としては、1つ減っただけですが…これぞ技術革新!って言うくらい大きなインパクトがありました。
個人的には、この頃にソニーの業務用編集機「ES-7」WindowsNTで動く編集専用PCに出会って…Macじゃなくてもデキるんだぁ~ っと、しかも専用デッキからだと4倍転送(多分4倍だったと^^;)デジタルだと時間も短縮できるんだぁ~っと、
カルチャーショックを受けたことを覚えています。
※ES-7が出てきた頃には、Macベースや専用ハードウェアで動くノンリニア編集マシンは存在しました。AvidやMedia100なんかは、多分もうあったと…ただポスプロレベルって、いうか…恐ろしく高かったんだと思います。
ノンリニア編集の時代に…
一気に動画・ビデオ編集がパーソナルになっていきます。
特に、カノープス(Canopus)現グラスバレー社がWindows向けに発売したDVRex-RT(初期はPremiereが付属)などのリアルタイム編集のできるボードの存在が大きかったのではないかと思います。
当時の価格はパーソナルとは言えない50万円くらいしましたが;Mac環境ではなく当時一気に普及していたWindows環境に、映像・ビデオのジャンルを広く普及させるキッカケになったのでは無いかと思います。
この価格帯になり、動画・ビデオの制作を生業とする。業務ユーザーが自社でノンリニア編集機を個々に持ち出し…
iMacが登場し、タダでiMovieがついてくる…こんな時代を当時は想像すら出来なかったです;
いまでは10万円以下のPCでも動画・ビデオ編集ソフトさえ入れさえすれば、やりたいと思えば誰でも動画・ビデオ編集ができる!そんな時代がやってきました。
代表的な動画・ビデオ編集ソフト
- Adobe Premiere (アドビシステムズ)1991年登場
- Avid Media Composer (アビッド・テクノロジー)1989年登場
- EDIUS Pro(グラスバレー)2003年登場
- Final Cut Pro (アップル)1999年
- Sony Vegas Pro (Sony Creative Software、フックアップ)不明
このリストは、業務用としても使える「代表的な動画・ビデオ編集ソフト」って感じですね。Avidだけ他の4つとは毛色が違う気がしますが…^^
上記以外にも、ノンリニア編集ソフトは沢山存在します。
コーレル社のVideoStudioシリーズやマイクロソフトのWindows ムービーメーカーなど、それに上記ソフトウェアメーカー各社が出すエントリーモデルも存在します。グラスバレーであれば「EDIUS Pro」→「EDIUS Neo」アップルは勿論「iMovie」ソニーは「VEGAS MOVIE STUDIO」などなど。全ては紹介しきれないぐらい^^
そんな中このサイトでは、これからもグラスバレー社のEDIUSを中心に映像制作、動画・ビデオ編集などの情報やTipsを共有していきたいと思います。